得点が伸びずに悩む社会人へのアドバイス

資格試験の難易度はそれぞれ異なりますが、多くの試験では6割〜7割ほど正解できれば合格ラインに届く傾向にあります。
つまり、満点を目指す必要はなく、確実に7割をキープできれば十分なのです。
勉強を始めてしばらくは基礎的な問題が多いため、全体の4割程度までは順調に解けるようになります。
しかし、その先の難易度のある応用に進むと、それまでスムーズに点数が伸びていた得点が頭打ちになり、なかなか合格ラインに届かなくなる時期がやってきます。

人はそれぞれ、得意分野と苦手分野が存在します。
スラスラ解ける部分の多くは、基礎もしくは得意な分野です。
ここからさらに点数を伸ばそうとして、得意な分野ばかりを優先したくなるかもしれませんが、それはあまりおすすめできません。
なぜなら、得意分野でさらに上を狙おうとすると、難易度の高い応用問題や、膨大な暗記が必要なマニアックな領域に踏み込むことになり、勉強の効率がガクンと落ちてしまうからです。

得点を底上げするために本当に勉強すべきなのは、苦手な分野です。
苦手意識がある分野ほど、本来ならすぐに得点できるはずの基礎的な問題をいくつも取りこぼしているケースが多いからです。
例えば、試験がAとBという2つの分野から50点ずつ出題されるとしましょう。
得意なA分野ですでに40点を取れているなら、合格に必要なのはB分野の20点〜30点です。
Bは苦手な分野かもしれませんが、狙うのはあくまで基礎的な問題だけで構いません。
A分野の難しい応用問題を必死に解くよりも、B分野の基本を少し復習して取りこぼしをなくす方が、簡単で確実な得点アップにつながります。

「苦手」と言いつつも、大人の勉強の場合は単なる食わず嫌いであることも多いものです。
言葉の定義や仕組みが理解できれば、意外なほどすんなり解けるようになる方もいらっしゃいます。
参考書で行き詰まったときは、ネットなどで初心者向けに解説しているサイトを調べてみることをおすすめします。
違った視点で物事を見るだけで、突然理解できたりするからです。